PIANISTS FOR ALTERNATIVELY SIZED KEYBOARDS_細幅鍵盤普及に向けての課題

この記事の元記事: https://paskpiano.org/conclusions-evidence-for-need/



PIANISTS FOR ALTERNATIVELY SIZED KEYBOARDS


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If everyone plays the same size,
most are playing the wrong size!

みんなで同じサイズを弾くと、
ほとんどの人が不適切なサイズを弾いています!


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The challenge ahead
今後の課題


The challenge ahead
今後の課題


『これは本当に深く、人生を変えるような旅です。人生の秋を迎えた今となっては、私は物理的に不可能なことをやろうとして無駄にしてきた年月と、気が遠くなるほどの時間のことをくよくよ考えないようにしています。
私が教わった先生の中には、私に「才能がある」と言ってくれた人もいましたが、私に本当のことを教えてくれるほど正直で親切な人はいませんでした。なので、私はひたすら鍵盤を叩き続けていました。
新しいDS5.5鍵盤で最初に取り組んだことの 1 つは、ラフマニノフの作品3と2の厄介な 二小節の部分を練習することでした。(過去に)何百時間もの訓練をしたのですが、それを習得するのに20分くらいしかかかりませんでした。その無駄な努力に私は怒りを感じそうになりました。
実は以前は大きなものを弾けなかったのだということ、もっと鍛錬と練習が必要だと自分に言い聞かせた数々の自己欺瞞によって長い間隠されていた真実を、今は理解しています。』

(匿名、ワシントン州オリンピア、2018年)

かなり少数の男性、大多数の女性、そして学習段階にあるほぼすべての子供たちの手が、今日のピアノの標準鍵盤に対して小さすぎるという証拠は明らかなことです。

常識的に考えれば、このような状況はあと10年も、そして確実にあと100年も続くものではありません。
最終的には解決策が生まれ、サイズが選べる鍵盤が広く受け入れられるようになり、より幸せで痛みのないピアニストが大幅に増え、一流の演奏家も増える世の中となるでしょう。
手が小さすぎたために、アルトゥール・シュナーベル(Artur Schnabel)やマルタ・アルゲリッチ(Martha Argerich)のようなピアニストがこれまでどれくらい現れなかったのでしょうか。

この解決策には、アコースティック・ピアノとデジタル・ピアノの両方で、キーの幅が狭い鍵盤を利用できる度合いを高める必要があります。
下の最初の円グラフは、標準の オクターブで6.5 インチ(16.4~16.6 cm)の鍵盤しか選択肢がない場合の、成人ピアニストのうちの手が『小さい』人と『大きい』人の割合を示しています。(『小さい』手と『大きい』手を区別する基準の背景については、Defining ‘small hands’(『小さい手』の定義)をご参照ください。)
2 番目の円グラフは、3 つのサイズすべてが利用できるようになることで、『小さい手』の問題がほぼ解消されることを示しています。
手が『小さい』や『大きい』というのが、今日の標準である、オクターブで6.5インチ(16.5 cm)の鍵盤という状況の中でしか意味を持たないことを忘れてはなりません。決して『小さい手』を持つピアニストが異常なわけではないのです。




製造の観点からすれば、アコースティック・ピアノ(アップライトとグランド)の鍵盤の専門メーカーだけでなく大手メーカーも、自社のピアノ用に少なくともあと 2 種類のサイズの鍵盤を製造する態勢を整えられない理由はほとんどないと思われます。同様に、デジタルメーカーが同じことをできない理由もほとんどないと思われます。
主に文化的なものである様々な障壁を取り除くことができれば需要が生まれるでしょう。

シュタインビューラー社(Steinbuhler company)は元々鍵盤の幅が狭い特注のピアノ鍵盤を専門とするペンシルベニア州の小さな会社でしたが、2018年に非営利団体に転換しました。DS規格財団(DS Standard Foundation)(http://dsstandardfoundation.org)は、DS®規格に準拠した細幅鍵盤の製造を続けています。グランドピアノ用の後付けアクション/鍵盤は、数分で標準鍵盤と交換できます。

財団はまた、アメリカのウォルター社(Charles R. Walter Piano Company)(www.walterpiano.com)とハイルンピアノ株式会社(Hailun Piano Company)(https://www.hailun-pianos.com/my-size-keys)が製造する新しいアップライトピアノ用のアクション/鍵盤も製造しています。

アメリカやヨーロッパの他の鍵盤メーカーもキーの幅が狭い鍵盤の製造に前向きになっています。参照: Manufacturers(製造業者)
しかしながら、特注のオプションは高価であるため、コストを下げるには大量生産が必要となります。

DS規格財団(DS Standard Foundation)はPASK と連携して、1世紀以上にわたって主流であった『定型鍵盤』からの脱却を促進しています。

ハンナ・ライマン(Hannah Reimann)氏がニューヨークに設立した新事業、『ストレット・ピアノ・コンサート(Stretto Piano Concerts)』もまた、ストレット・ピアノと鍵盤を使った世界的な演奏機会を創出することで、この共通の目標に向けて取り組んでいます。
https://www.strettopianoconcerts.org/

ピアノ演奏者の視点から見れば、様々なサイズのピアノ鍵盤が存在する世界の複雑さは克服できます。
家庭、個人指導者、コンサート会場、ピアノコンクールなどが、実用的かつ費用対効果の高い方法でこの問題に対処できる解決策が分かってくるでしょう。


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