ALTERNATIVELY SIZED PIANO KEYBOARDS_鍵盤の幅が狭くなると弾ける曲の幅が広がる!

この記事の元記事: http://smallpianokeyboards.org/repertoire-choice/



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Repertoire choice - 曲目の選択


ピアニストを対象に行われた調査(ボイル(Boyle)、2012年)で回答した22人の回答者のうち、17人が縮小鍵盤を演奏し始めてから演奏曲目に何らかの変化があったことを報告しています。全ての人が少なくともいくつかの既存の演奏曲目で改善を報告しました。ロマン派の作品に初めて取り組んだ、あるいはずっと簡単になったとの声がよく聞かれています。
これらには、ショパン、リスト、ラフマニノフのエチュード、その他作品53のポロネーズやバラードなどのショパンの曲目、ブラームス、ドビュッシー、ラヴェルの作品が含まれています。
リンダ・グールド(Linda Gould)氏(カナダ人ピアニストでDS5.5®(7/8)鍵盤の初めての購入者)が以下で言っているとおりです。

『私はかつて、ショパンのエチュードをコンサートのレベルに習得することができませんでしたが、今はできます!』

他の人たちは、(内声を保持する必要のある)バッハ、ベートーベン、および何人かの20世紀の作曲家だけでなく、速いテンポや滑らかな演奏を要求する幅広い和音やオクターブのある全ての曲目も指名しました。
モーツァルトでも安定感の向上に言及した人がいました。

曲目を選択する上での制限が、南メソジスト大学(テキサス州・ダラス)のキャロル・レオーネ博士(Dr. Carol Leone)による次のこの話に示されています。

『私は昨日、大学院新入生にオーディション・レッスンを行いました。彼女は自身の小さな手に合わせるために多くの音符を意図的に省略していたにもかかわらず、難易度の高いロマン派の作品をかなり奮闘しながら演奏しました。
私はその後、彼女が右腕の手根管、更には神経に慢性的な傷害を抱えている傷ついたピアニストであることに気付きました。それから彼女は、特別にDS5.5®鍵盤で学ぶため、SMU(南メソジスト大学)に来たことを教えてくれました。
それで私たちはDS5.5®のスタインウェイのところへ行くと、彼女は自身の曲の中からのパッセージを全ての音符で完璧に弾き始めたのです!彼女は信じられないといった顔で私を見ると突然泣き出し、なんて感情的になってしまったのだろうと詫びて、長い間「ロマン派の曲を避けるため自制しよう」としてきた状況を声高に訴えました。』

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