PIANISTS FOR ALTERNATIVELY SIZED KEYBOARDS_手の大きさに関するこれまでの研究

この記事の元記事: https://paskpiano.org/earlier-hand-span-studies/



PIANISTS FOR ALTERNATIVELY SIZED KEYBOARDS


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If everyone plays the same size,
most are playing the wrong size!

みんなで同じサイズを弾くと、
ほとんどの人が不適切なサイズを弾いています!


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細幅鍵盤が必要な理由:その根拠


Pianists' hand spans vary greatly!
ピアニストの手の大きさは千差万別!

Earlier hand span studies - 手のスパンのこれまでの研究

Earlier hand span studies - 手のスパンのこれまでの研究

これまでの手のスパンの測定では、その人口母集団全体で大きなばらつきが見られました。
芳村氏とチェスキー(Chesky)氏(2009年)は、ノーステキサス大学(University of North Texas)の400人近くの演奏家の手のスパンの最小と最大の差が4インチ(11 cm)あったと報告しています。これはピアノの鍵盤ほぼ5個分の幅です!

米国音楽教師協会(MTNA - US Music Teachers National Association)の2004年の全米会議で、デイビッド・シュタインビューラー(David Steinbuhler)氏は160人のピアニストの手のスパン(親指から小指の幅のみ)を測定しました。左手と右手が混ざり合って測定されています。
シュタインビューラー氏によって作成された、ピアニストの有効な親指から小指(1-5)の手のスパンの分布が下の図表に示されています。
(参照: http://dsstandardfoundation.org/the-standards/
この場合もやはり性別による違いが明白です。彼はピアニストの人種的背景を記録してはいませんが、混在していることが分かっています。


過去のピアニストの手のスパンのデータ(ワグナー(Wagner)、1988年)とシュタインビューラー氏のデータを比較すると、その結果は上のページに記載されているオーストラリアの研究と概ね一致しています。
ここで留意すべきは、ワグナーのデータが外側の端ではなく指先の中心からの測定値に基づいているということです。しかしながら、この測定過程の違いは、親指から小指(1-5)のスパンの測定値よりも人差し指から小指(2-5)のスパン(ここに結果は表示されていません)に影響を及ぼすと思われます。
十分な大きさのサンプルの手のスパンのデータが正規分布に近似すると仮定すると、ワグナーによって様々な集約尺度が導き出されています。ボイル & ボイル(Boyle & Boyle)(2009年)はシュタインビューラー氏のデータのためにその集約尺度を展開させました。
表1は、これら2つのデータセットの男女間の差をまとめたものです。ワグナー(1988年)によって測定された対象者は、かなりの割合(男性の95%および女性の86.5%)が白色人種由来のものでした。 ワグナーのデータの女性のスパンがやや大きいのは、調査が行われたのが国際的に評価が高い特別な音楽学校であったためです。それは多くの国々から生徒を最も引き付けていると考えられ、その結果、非常に小さいスパンの人たちが選定されにくかった可能性があります。


またワグナー(1984年)は、自身のデータベースの中の2つのグループの男性ピアニスト、『成功を収めた演奏家』(著名なソリストや国際コンクールの優勝者)として分類した26人と、『問題のケース』(長期にわたって技術的課題や怪我の問題に苦しめられてきた人たち)の10人を比較しています。
彼らの手のスパンの差は、『成功を収めた演奏家』の9.2インチ(約23.4 cm)と比較して、『問題のケース』の8.7インチ(約22.1 cm)は統計的に有意でした。成功を収めたグループの人差し指から小指(2-5)のスパンも大幅に大きいものでした。


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